和紙ブーケ・花束(ナチュラルテイスト)の製作事例を追加しました。
2018年02月25日
結婚1周年(紙婚式)に奥様へのプレゼントとしてご依頼頂いた、和紙ブーケ製作事例を追加しました。
白いバラと葉ものを多く取り入れたナチュラルテイストのクラッチ型ブーケです。元となったのはお客様の結婚式で使用したブーケ。製作の際には、その都度写真でご確認頂きながら、お客様と一緒に作り上げていきました。
和紙ブーケ製作事例18(BQ_18)
■ご用途:結婚記念日(紙婚式)プレゼント
■和紙の花について:
土佐和紙(高知県)をはじめとした国産和紙を使用して作られた花や葉。
和紙の良し悪しが仕上がりに影響するため、素材作りから染色、加工、アレンジメントに至るまで全て自社一貫制作でおこなっています。和紙の花は枯れる心配がなく、いつまでも美しく咲き続けます。
和紙のQ&A:和紙で何か作りたいのですが、どんなものができますか?
2018年02月17日
*****日本の和紙について分からない事にお答えする「和紙のQ&A」*****
「和紙で何か作りたいな」と思ったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。和紙の持つ温かみのある質感や、美しい模様は、ハンドメイド作品に独特の魅力を与えてくれます。今回は、初心者さんでも簡単に作れるものから、少し手の込んだものまで、和紙を使った様々なハンドメイド作品のアイデアをご紹介。和紙で作る照明、インテリア雑貨、アクセサリー……きっとあなたも、オリジナルの和紙作品を作りたくなるはずです。
和紙で作るインテリア雑貨
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シーリングカバーリメイク方法
照明器具の買い替えは不要!和紙を使って、今あるシーリングライトカバーをリメイクする方法をご紹介します。まるで月のような幻想的な光が、お部屋を優しく包み込みます。
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紙糸の円錐型ランプシェード
紙糸を使った円錐型ランプシェードの作り方をご紹介。和紙照明でインテリアをワンランクアップさせ、アイデア次第でペンダントライトなど色々な物に応用できます。
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フォトフレームと和紙を使った壁インテリア
100均のフォトフレームと和紙でつくる、壁インテリアの方法をご紹介。繊維を出しながらカットする「水切り」で和紙の素材感を引き立たせた、シンプルでナチュラルな空間作りを楽しめます。
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紙糸でつくるオーナメント
紙糸を使ったクリスマスオーナメントの作り方をご紹介。大きさやサイズ、形も自由に出来るので楽しみながら手作り出来ます。一つ一つがとても可愛いのでクリスマスの時期だけではなく、日常的に吊るして飾ったりランダムに置いておくだけでも素敵な空間作りが楽しめます。
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リンゴ型の和紙オブジェ
玄関やリビングのインテリア小物として、和紙で作るリンゴ型オブジェの作り方をご紹介。シェルフの上や窓際に飾るだけで、和紙の優しい質感がインテリアに温もりを与えてくれます。この方法を応用すれば、色んな形で作れるようになります。
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和紙のブックカバー
模様からハンドメイドでおこなう和紙ブックカバーの作り方をご紹介。色付けにはなんと、インスタントコーヒーを使い、特別な道具も不要なので今すぐに始められます。深みのある色合いで上品なブックカバーは、手作りプレゼントにもオススメです。
和紙で作るアクセサリー
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和紙玉のピアス
耳元で可愛く揺れる和紙玉アクセサリーの作り方をご紹介。初めての方でも簡単に出来る、和紙を使ったハンドメイドピアスの作り方や、オーナメント型ピアスの作り方を分かりやすく解説しています。好みに合わせてパールなどを加えたアレンジや、イヤリング、ネックレス、ブレスレットにも応用出来ます。
「和紙DIY用の製作材料ご用意しております」
個人の方はもちろん、教室やイベントで製作される際の染色和紙や糊などの材料をご用意いたします。そのほか作り方やご不明な事など、何かございましたらお気軽にこちらのフォーム、またはお電話・Faxにてお問合せ下さい。
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著者/この記事を書いた人
浅倉紙業株式会社(Asakurashigyo Corporation)
浅倉敏之
石川県金沢市にある明治30年(1897年)創業の和紙専門店です。自社工房で制作する染色・創作和紙をはじめ、和紙インテリア製品や和紙小物など、幅広い和紙製品を取り扱っています。お客様のご要望に合わせたオリジナル製品の企画・制作も承っております。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
結納水引リメイクパネルの事例(MR_21)を追加しました。
2018年02月13日
本日、結納水引リメイク品の製作事例を追加しました。
もともと飾られていた、ファブリックパネルと同サイズをご希望だったお客様。
ベンガラ手漉和紙をベースに、本金粉や樹脂を使用し制作させて頂きました。
下記リンクより、どうぞご覧ください。
水引リメイクパネル製作事例21(MR_21)
■寸法:W500mm×H500mm×T19mm 2点
■仕様:ベンガラ和紙、本金粉、樹脂デザイン、水引マグネット取付タイプ
※壁面に縦横どちらでも設置可能
水引インテリア装飾事例(KS_12)を追加致しました。
2018年02月07日
空間装飾としてご依頼頂いた「水引つるし飾り・ペンダントライト」の事例を追加しました。
ロビーラウンジの舞台に設置した水引つるし飾りは、牡丹雪の白・縁起の良い赤を用いて製作。落ち着ける温泉旅館のインテリアに合う、華やかな装いとなりました。
下記リンクより、どうぞご覧ください。
水引飾り製作事例12(KS_12)
■寸法:約w3000×H1800
オーダーメイド 和紙アートパネルの事例(AP_14)を追加しました。
2018年02月03日
旅館の壁インテリアとしてご依頼頂いた、円形のインテリア和紙アートパネル事例を追加しました。
墨・染料・金箔などを用いてデザインしたパネルは、日本の四季を表現しています。
下記リンクより、どうぞご覧ください。
壁面パネル製作事例14(AP_14)
■寸法:900Φ、600Φ×T12mm 4点
■仕様:麻和紙、墨、染料、樹脂、金粉
和紙のQ&A:和紙と障子紙って違うの?
2018年01月15日
*****日本の和紙について分からない事にお答えする「和紙のQ&A」*****
障子紙とは?
障子紙は、和紙の一種です。和紙という大きなグループの中に、障子紙という種類が含まれていると考えるとわかりやすいかもしれません。
例えると「車(障子紙)」と「乗り物(和紙)」のような関係です。乗り物には車だけでなく、自転車や電車など様々な種類があるように、和紙にも障子紙以外に多くの種類があります。
和紙の多様な世界
和紙は、その原料や製法によって、様々な特徴を持つことができます。薄さや強さ、光を通す度合いなどを調整することで、障子紙だけでなく、書道用紙や工芸紙など、用途に合わせた紙を作ることができます。つまり、和紙は非常に汎用性の高い素材であり、障子紙はその中の特別な用途に特化した種類なのです。
なぜ、障子紙は和紙で作られるの?
障子紙に和紙が使われる理由は、その独特の風合いと機能性にあります。和紙原料100%の本物の障子紙は、自然素材ならではの温かみがあり、光の拡散作用やUVカット機能、調湿性、空気を浄化する効果も備え、快適な室内環境を保ちます。また、透け感がありながらも丈夫で、長期間の使用に耐えうる耐久性も備えています。
ただし、現在の日本では「和紙」という言葉の定義が広く、様々なものが「和紙」と呼ばれています。障子紙も例外ではなく、製法や原料によって、耐久性や風合い、機能性が大きく異なります。
こちらのブログ記事では、なかなか見る機会の少ない「本物の障子紙」をご紹介しています。繊細な和紙の風合い、自然の光を取り込む柔らかな明るさ、そして日本の伝統文化を感じられる奥深さ。本物の障子紙は、単なる建具素材を超えた、心を豊かにしてくれる存在です。
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著者/この記事を書いた人
浅倉紙業株式会社(Asakurashigyo Corporation)
浅倉敏之
石川県金沢市にある明治30年(1897年)創業の和紙専門店です。自社工房で制作する染色・創作和紙をはじめ、和紙インテリア製品や和紙小物など、幅広い和紙製品を取り扱っています。お客様のご要望に合わせたオリジナル製品の企画・制作も承っております。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
結納水引リメイクパネルの事例(MR_20)を追加しました。
2017年12月24日
結納水引リメイク品の製作事例を追加しました。
今回は、結婚披露宴の新郎新婦が座る高砂席(メインテーブル)の装飾として、ご依頼いただいた結納品のリメイクパネルです。式場の雰囲気に合わせつつ、単体でも存在感のある華やかなリメイク品に仕上げました。
水引リメイクパネル製作事例20(MR_20)
■寸法:W900mm×H200mm×T19mm 2点
■仕様:生成り楮紙、五彩箔、本金粉、樹脂デザイン、水引マグネット取付タイプ
※壁面に縦横どちらでも設置可能
和紙のQ&A:紙漉き体験、なぜこんなに値段が違うの?和紙専門店が解説します。
2017年12月15日
*****日本の和紙について分からない事にお答えする「和紙のQ&A」*****
和紙の産地を訪れると、必ずと言っていいほど見かける「和紙の紙漉き体験」。1回400円ほどのものから、場所によっては5,000円以上するものまで、値段にバラつきがあることに気づかれた方も多いのではないでしょうか。一体なぜこんなに値段が違うのか、気になりますよね。実は、その価格差が生まれる要素には、大きく分けて4つの理由があるんです。
紙漉き体験の価格差が生まれる要素
- 使用する原料
パルプをメインにしたものから、楮(こうぞ)100%など、原料の配合や種類によって価格が大きく変わります。もちろん、仕上がった時の風合いや紙質も異なります。
- 作れる大きさ
葉書サイズのものから、A4サイズやそれ以上の大きな紙を作れるところまであります。また、時間内であれば何枚でも漉けるというところもあります。
- 使用する道具
ステンレス製の金網を使用した簡易的な道具から、職人さんが実際に使っている伝統的な竹や茅で作られた高価な道具まで、使用する道具によって体験の質や料金が大きく変わります。伝統的な道具を使うことで、より本格的な和紙作りを体験できます。
- 体験時間
簡潔な説明と紙漉き体験のみのものから、原料畑の見学や和紙の歴史に関する詳しい解説などが含まれるものまで、体験内容の充実度によって価格が変わります。
なかでも価格に大きさ差を生んでいるのは「使用する原料」「使用する道具」です。
原料については、なんとなく想像ができるかと思います。道具については、職人さんが使用している簀桁(すけた)は、すだれ状の「簀」と木枠「桁」から構成されています。「簀」は竹ひごや、茅(かや)から作られており、ある職人さんのところでは、道具だけでも20万円くらいする高価なものが使われています。それを体験として使えると考えると、値段が高いのも納得です。
本格的な道具を使うメリット
実は、本格的な道具を使うと、紙漉きの難しさを実感できるという側面もあります。簡易的な道具で上手くできた方でも、本格的な道具を使うと、思うようにできなかったという話をよく耳にします。しかしその分、和紙作りの奥深さや難しさを実感でき、貴重な体験となるはずです。
見つけたらお得な体験場所
職人さんが使う貴重な道具を使えるにもかかわらず、価格が反映されてない産地や場所もあります。もしそいういう場所を見つけられたらとてもラッキーです!
ただ、和紙専門店の弊社としては、和紙の価値を後世に引き継いでいくために、産地の方々には出来れば適正価格で提供していただきたいなと思っています。そうすることで、和紙作りに関わる全ての人が、その価値に見合った対価を得られるようになり、より良い和紙が永く作られていくことになると考えています。
今回、和紙の紙漉き体験の価格差が生まれる要素についてご紹介しました。これから紙漉き体験を検討されている方は「どんな道具や原料を使っているのか」「体験内容」を予め確認しておくことで、目的に応じた体験ができるかと思います。ぜひ思い出に残る、楽しい体験をしていただけたら嬉しいです。
※参考記事:
日本全国にある和紙の産地の一覧と、それぞれの地域の代表的な和紙についてご紹介。
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著者/この記事を書いた人
浅倉紙業株式会社(Asakurashigyo Corporation)
浅倉敏之
石川県金沢市にある明治30年(1897年)創業の和紙専門店です。自社工房で制作する染色・創作和紙をはじめ、和紙インテリア製品や和紙小物など、幅広い和紙製品を取り扱っています。お客様のご要望に合わせたオリジナル製品の企画・制作も承っております。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
和紙のQ&A:和紙が洋紙よりも水に強い理由は何ですか?
2017年11月10日
*****日本の和紙について分からない事にお答えする「和紙のQ&A」*****
和紙が水に強いという特徴は、他の紙にはない魅力の一つです。では、一体なぜ和紙は水に強いのでしょうか?その秘密を探るべく、和紙の構造や製造過程を見ていきましょう。
和紙の構造がもたらす強さ
和紙は、主に楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの植物繊維を原料として作られます。これらの繊維は、洋紙の原料と比べて非常に長く、互いに複雑に絡み合うことで、和紙に高い強度と柔軟性を与えているのです。
製造過程における水の役割
和紙の製造過程において、水は重要な役割を果たしています。植物繊維は水と親和性が高く、水に浸けると繊維が膨潤します。十分水を吸わせた繊維で和紙を漉き、乾燥させると、繊維同士が水素結合します。この水素結合は、個々の結合は弱いものの、無数の繊維が複雑に絡み合い結合することで、丈夫な和紙ができるのです。
和紙が水に強い理由をまとめると
- 長い繊維の複雑な絡み合い
和紙の繊維は、互いに複雑に絡み合い、強固な構造を形成します。
- 水の働きによる繊維の結合
製造過程で水素結合が形成され、繊維同士が複雑に絡み合うことで、強固な構造を形成します。
これらの要素が組み合わさることで、和紙は洋紙に比べて水に強い紙になるのです。一方、洋紙は主に木質パルプを原料とし、繊維が短いため、和紙ほどの水素結合は形成されません。和紙の耐水性については、古くから伝わるエピソードからも裏付けられています。こちらの記事で、その一例をご紹介しています。ぜひご覧ください。
和紙の持つ自然な風合いと高い耐久性は、現代においても様々な分野で活用されています。和紙についてご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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著者/この記事を書いた人
浅倉紙業株式会社(Asakurashigyo Corporation)
浅倉敏之
石川県金沢市にある明治30年(1897年)創業の和紙専門店です。自社工房で制作する染色・創作和紙をはじめ、和紙インテリア製品や和紙小物など、幅広い和紙製品を取り扱っています。お客様のご要望に合わせたオリジナル製品の企画・制作も承っております。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
和紙ブーケ・花束(白い薔薇)の製作事例を追加しました。
2017年10月28日
結婚1周年(紙婚式)に奥様へのプレゼントとしてご依頼頂いた、和紙ブーケ製作事例を追加しました。
白基調のブーケには淡いピンクやオレンジのアクセントのほか、可憐な雰囲気のトルコ桔梗が組み込まれています。結婚式で使用したブーケをもとに制作した、思い出に残るブーケに仕上がりました。
和紙ブーケ製作事例17(BQ_17)
■ご用途:結婚記念日(紙婚式)プレゼント
■和紙の花について:
土佐和紙(高知県)をはじめとした国産和紙を使用して作られた花や葉。
和紙の良し悪しが仕上がりに影響するため、素材作りから染色、加工、アレンジメントに至るまで全て自社一貫制作でおこなっています。和紙の花は枯れる心配がなく、いつまでも美しく咲き続けます。