和紙のQ&A:和紙の「裏表と見分け方」について教えて下さい。

*****日本の和紙について分からない事にお答えする「和紙のQ&A」*****

和紙の裏表と見分け方

 

【和紙の裏表はなぜできる?】

和紙を触ってみると、手触りの違いに気付きます。
通常、つるつるしている方が「表」、ざらざらしている方が「裏」になります。

この違いは和紙を乾燥する際に現れます。
手漉きの場合は、干し板に張り付け天日で乾かしたり、蒸気を用いた金属板に張り付けて乾かします。
干し板や金属板に接している面が平滑(表面)になり、反対側が裏面になります。
※余談ですが干し板で天日乾燥して仕上げた和紙は、うっすらと木目が見て取れます。

機械漉きの場合は、ヤンキードライヤーという面白い名前の円筒型乾燥機で乾かします。
こちらも金属面に接している面が平滑(表面)になります。

 

【見分け方について】

いつくか方法がありますが、最も分かりやすい2種類をご紹介致します。

■手触り
もっとも一般的な方法です。
和紙を親指を人差し指で挟んで、手触りを確かめます。
そうすると片面はつるつる(表面)、もう一方はざらざら(裏面)しているのが分かります。
※和紙によって分かりやすいものと、そうでないものがあります。
判断が付きにくい場合は、和紙をひっくり返してもう一度手触りを確認します。

■肉眼での観察
和紙面に斜めから光(自然光で十分です)をあてて、観察します。
両面を比べてみて、表面が荒く見える方が裏面です。
※分かりにくい場合は、光の当て方や光量を調節すると良いです。
※厚さのある和紙は、比較的見分けが付きやすいです。

 

和紙には裏表がありますが、表情の違いや好み・用途によって「表裏を逆に使ってみる」と和紙の表情をより一層楽しめます。
是非試してみてくださいね。

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